amazonで見ている本にkoboの価格を表示するchrome拡張を作りました
去年の秋からコツコツと所有本を電子化してます.なので新しい本を買う時もできるだけ電子書籍版の方を買いたい. そこで電子書籍版があるかどうか,あったらどこが一番安いかをamazon / kobo (rakuten books) の両方探したりするのですが,まあめんどいです.
ということで,amazonのページにkoboの価格とリンクを表示するchrome拡張を作りました. 自分用に作ったら思ったより便利だったのでchrome storeで公開しています.
こだわりポイント
あくまでamazonのページデザインに沿って表示するので目障りになりません.
しかもkoboの価格がkindleよりも高ければ灰色に,
安ければ赤色に,
など細かい謎の気配りをしてくれます.できるやつです.
ちなみに最初は楽天ぽく表示するバージョンも作ってみて個人的には気に入ってたんですが, 友達に見せたところすごい顔されたのでボツになりました.これです.
いいですね〜〜〜
だって値段高いのにkoboの方を買いたくなりませんか
なりませんか.すみません.
どんな人に便利か
- kindle/koboの両方使っている人
- とにかく安く本が読みたい人
国内2大電子書籍プラットフォームであろうkindleとkoboですが,やはり国内の本の品揃え・価格に関してはkindleの方が現時点では優れていると思います.
しかし,たまにkoboしか取り扱っていなかったり,koboの方が安い時があります.
このchrome拡張はamazonのページ内でkoboの情報を表示するので,そのような場合でも誤って紙の本や高いkindle版を買うことを避けられます.
- 洋書を読む人
koboが強いのが技術書などの洋書です.
洋書にはkoboしか取り扱いがない本,koboの方が大幅に安い本が結構あります.
よく洋書を買う人は入れても損はないと思います.
ということでKoboでは、この価格 - Chrome Web Store よければ使ってみてください.
chrome拡張の作り方
以下技術情報.
今回chrome拡張初めて作りましたが,意外に(仕組みは)簡単でした.
まず一つのフォルダを用意し,その中にmanifest.jsonというファイルを置いて,プログラムのメタ情報を記述します
{ "name": "Koboでは、この価格", "version": "1.0.3", "manifest_version":2, "description":"amazonで見ている本のkoboでの価格を表示します", "icons":{ "16":"images/shelf16.png", "64":"images/shelf64.png", "128":"images/shelf128.png" }, "permissions":[ "http://www.amazon.co.jp/*" ], "content_scripts":[ { "css":["style.css"], "matches":["http://www.amazon.co.jp/*"], "js":["jquery.js","contentscript.js"] } ], "web_accessible_resources": ["images/ajax-loader.gif"] }
作ったchrome拡張のタイトル・説明や,アイコン,css, jsの場所など
permissionsはユーザーのどの情報にアクセスするのか明記するところです.
今回はユーザーが見ているamazonのページ上の,本のタイトルや著者の情報にアクセスしているので "matches":["http://www.amazon.co.jp/*"]
と書いています.
もしユーザーのchrome上のbookmarkとかにアクセスするのであれば,それも書きます.
あとはゴリゴリcontentscript.jsで処理を記述すればいいだけです. js慣れてないから結構時間かかった...
koboでの価格を取得するのには 楽天API( 楽天ウェブサービス: API一覧 )を用いています.
タイトルや著者をqueryに含めて投げれば,その本の価格等が取得できます.
koboのセール情報とかポイント情報とかも取得できれば,それを含めてもっと楽天ぽくできるのになあ